6月13日、98人定員の法廷はまた満席になりました。公判後の報告集会ー公判後の報告集会ー
小島弁護士の意見陳述スライドには、裁判官のみなさんも注目しました。
①伐採された、あるいは伐採されようとしている中高木の個別の財産的価値は、合計で、少なくとも 3494万7700円となります。樹木の価値算定は、建設物価調査会編『月刊 建築物価』(2016年7月号) によります。これはあくまでも最低限の価格です。
本件公園の樹木は長い年月をかけて大きく育ってきています。254本の中には、幹回りが155cmもあるクスノキ等の個別の財産的価値の把握が困難なほどに価値が高い樹木も含まれています。現実の個別の財産的価値としては上記の合計額の3494万円を優に超えます。
②樹木の伐採は、個別の樹木の喪失による価値の減少に留まりません。森林は木々の集合の総和として特別な景観的価値があります。
自然公園についての判断ですが、東京高等裁判所が、昭和63年に下した判決では、景観を構成する要素である「良好な風致」とは、「自然景観、眺望等、人の視覚に関するもののほかに、山林の静かさ、小川のせせらぎ、野鳥のさえずり等、人の聴覚に関するもの、あるいは、自然の大気、野生の動植物その他の自然物や自然現象によってもたらされる精神的安らぎ、爽快感、楽しさ等人の五感を通じて感得されるものなど、自然公園の在存ないし利用によって享受されうる諸々の雰囲気や情趣が含まれる。 」としています。  (「陳述意見要旨」から抜粋)
私たちが公園の樹木に寄せる思いを判例をとりあげ、理論的に訴えてくれた小島弁護士には感謝の気持ちでいっぱいです。
公判後、要望書「平和の森公園価値を低下させた中野区長を訴える裁判の公正な判決を求めます」署名2,335筆を届けました。
次回:7月18日午後2時半に法廷で会いましょう!