四季の森公園」には樹木は120本しかないことをご存知ですか? これでよくも「森」と名付けたものです。しかもそばにはニューヨークのセントラルパークを想い起させる名前のビルまであります。 
ここは田中区長時代の2012年4月に千数百本の樹木に覆われた警察大学の敷地を壊して120本の樹木の森(?)に改造して開園しました。詳しい資料が見つからないのですが、千本以上の樹木が伐採されたようです。

中野区には170ほどの公園がありますが、2002年に区長に当選して以来、田中区政のもと12の公園が整備されました。一番樹木が多い公園はこの「四季の森公園」です。若宮オリーブ公園、とちの木公園、南台イチョウ公園、長者橋公園などは、小さくて、多くても数十本程度の樹木しかありません。近所にお住まいの方樹木の本数を数えてみてください。 哲学堂公園や江古田の森公園、平和の森公園はずっと昔に造られた緑に豊かな貴重な公園です。

そして、いま田中区政は平和の森公園内の少年野球場を大人のための野球場変えるため2,300平米ほど拡張し人工芝生にして、そこに育った樹木のすべてを伐採する計画を進めています。当初は300本が伐採(移植もするといってますが)と公言していましたが、いまは2.5m以上の高木は226本だと言い換えて被害が少なくなったように見せかけていますが、人口芝生と化した2,300平米にあるヒマラヤスギやケヤキなどの高木はもちろん中木、小木も草も花も一切合切すべての緑がなくなることは間違いありません。

田中区政の14年間で公園の樹木は増えたのでしょうか? 中野区の緑の最大の破壊者は田中区政だと思えるのですが、如何でしょうか。中野区報9月5日号は「緑のある生活を」特集でした。「緑に親しめる憩いの場に行ってみよう」と紹介されたのは南台いちょう公園(2016年2月)、本五ふれあい公園(2016年3月)と哲学堂公園(明治37年井上円了博士が創設)です。ぜひ、自分の目で比較してください。そして哲学堂公園から徒歩で15分ほどの平和の森公園を訪れていただければと存じます。
(沼袋 H.S)